瓜一つ
ボクには双子の妹がいます。
ボクと同じ緑の髪に目の下の深い隈。
だけど女の子らしいいい匂いはします
ずっと一緒にいたボクたちだけど、やっぱり性別だから少しずつずれていく
「アマイモン!」
「何ですか?」
「バクダン焼き食べに行きましょう?」
「いいですね」
ボクの手を掴んで微笑む名前
変わっていくとこもあるけれど、変わらないとこだってたくさんある
ボクらは双子
これからも変わらず一緒にいる。
「兄上から鍵パクってきたからすぐに行けます」
「流石名前」
それじゃあ、行きますか。って手を繋いでドアを開ける
後ろから「馬鹿双子が」と呟く兄上の声が聞こえた気がした
瓜一つ
(結局ボクらはそっくり双子)
20120129
[ 5/20 ][←] [→]
[list][bkm]