ただそれだけ




「レーン!」


レンを見つけて後ろから突進する。

細い体のわりにしっかりしているから、安心してぶつかれる


「どうしたんですか?名前」

「いやー、なんでも」


するっ、とレンの体に手を回せば楽々と手と手がこんにちは、する

羨ましすぎる体型だ…!

もしかしたら私よりも細いかもしれない…

そう思ったらなんだか悲しくなってきた。


「レンのあほっ」

「はっ!?」


思いっきりレンのお腹を締め付けてから、腕をといて駆け出す

レンの馬鹿野郎!何食べて生活してんだよー!!


―ただそれだけ

(いったい何だったんだ…)

レン様細くて羨ましい…

20120130

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