ふわふれる



「レンの髪の毛好きなんだよねぇ」

「そうですか」


僕の後ろにいる名前は、楽しそうに僕の髪の毛を弄っている

撫でたり、指に絡めたり、匂いを嗅いだり…、最後のはちょっと変態みたいですね

名前が僕の髪に触れるたび、少しくすぐったいような感じがする

でも、嫌ではない


「ねぇ、レン」

「なんですか?」


名前は僕に後ろから抱きつくと、にこりと微笑んだ


「この綺麗な髪の毛、ずっと保っててね。」

「…どうしましょうねぇ」


貴女がこうして、僕の傍にいてくれるならいいかもしれない


―ふわふれる

(やみつきになる触り心地)

20120130

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