プラトニックラブ
「春くん、いますか…?」
そっと教室のドアから中を覗く。どきどき、どきどきと心臓は早く脈を打つ
「春?あぁ、ちょっと待ってて呼んでくるから」
浅羽くんに頼んで春くんを呼んでもらう。心臓はさっきよりも早くなっていく
顔に熱も集まってくる
「名前ちゃんっ!お待たせしました」
「全然大丈夫だよ!」
春くんの姿を目にしただけで、心臓が壊れそうなくらいにばくばくなる
春くんの笑顔に胸がきゅって締め付けられたように苦しくなる
「帰りましょうか、名前ちゃん」
「うんっ」
手と手を繋いで歩き出す。
今はこれが精一杯。
でも今はこれで幸せいっぱいなんです。
―プラトニックラブ
(僕らのペースで恋しましょう)
◎JUKE BOX.
20120201
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