風景2〜頭領離れしてください〜


※主人公は宿題を片付け中


ある夜更け、ティルータ号船内の船長室


シュネィヴァ「むー・・・」

カリカリカリ・・・


ドンドンっ

シュネィヴァ「何だ?」

ガチャ
船員T「頭領、大方の片付け終わったッス」

シュネィヴァ「おう、だが片付けとはいえ晩飯の皿の片付けが終わった位でいちいち報告に来なくて良いぞ?
お前が面倒だろ」

船員T「そんなことないッス!頭領からお言葉もらえるならこれくら・・・」
シュネィヴァ「じゃ下がれ、報告ご苦労さん」

船員T「・・・うッス」
バタンッ


カリカリカリ・・・


ドンドン

シュネィヴァ「あ?」
ガチャ
船員U「頭領!波の高さが、
シュネィヴァ「一メートル未満なら持ち場に戻れ」

船員U「・・・うッス」
バタンッ


カリカリカリ・・・


ドンドン

シュネィヴァ「・・・あー?」

船員V「頭領!船が揺れて眠れねぇ!!」

シュネィヴァ「・・・豪あたりに添い寝してもらえ」

船員V「あんなむさいのいやッス!」

シュネィヴァ「てめぇも対して変わんねぇじゃねぇか!!帰れっ!」

船員V「・・・うッス・・・」
バタンッ


カリカリカリ・・・


ドンドン

シュネィヴァ「・・・・・・」

ガチャ
ダグザ「と、
シュネィヴァ「お前等いい加減にせんか鬱陶しい!!」
ダグザ「・・・・・・」

シュネィヴァ「って何だダグザか、何の用だ?」

ダグザ「・・・船倉の点検終わったッス」

シュネィヴァ「あぁ・・・今日はもう休んでいいぞ」

ダグザ「うッス
頭領もほどほどで休んでくだせぇ」

シュネィヴァ「・・・誰かさん達のせいでなかなか進まなくてな・・・まぁその内寝るさ」

ダグザ「了解しやした
それではお休みなせぇッス」

シュネィヴァ「おう」

バタンッ


カリカリカリ・・・
カリカリ・・・
カ・・・・・・

シュネィヴァ「あーっ!わっかんねぇ、明日マギリにでも聞くかなぁ・・・
とりあえず寝よ・・・」
バタンッ!!

船員ズ「「頭領!お休みになるまでお供しやす!!」」
シュネィヴァ「とっとと寝ろよっ!!」





++++++
小さな頭領を構いたくて仕方ない船員ズ
頭領離れできないおじさん達に呆れる毎日

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