孤独を愛する人
僕は孤独を愛する人
孤独は全能
何よりも素晴らしい快楽
甘美な麻薬で一度入ったら抜け出せない
僕は孤独を愛する人
今仲良しグループの中にいる
楽しそうな罵倒が右へ左へ忙しなく
止まらない嘲笑、即返される同調
僕はそれを近くで見ている
僕は孤独を愛する人
今体育館で皆と運動している
玉を投げた
壁に当たった
ポトンポトン、コロコロ・・・
玉は無惨に誰かの足に蹴り飛ばされた
回りで皆が面白そうに遊んでる
ふざけた笑い声も聞こえる
それを僕は黙って見ている
僕は孤独を愛する人
え?孤独を愛するのに集団の中にいるのは可笑しいって?
そんなのは矛盾してるって?
それこそが僕の美徳
閉鎖空間は孤独じゃない
誰かの中にいて、それでいて誰にも関心を払われない
それこそが真の孤独
僕が思う一番美しくて理想的な「孤独」
『僕が孤独を愛する人』
(君は何を愛しているの?)
僕は孤独を愛する人
++++++
人の無関心さとか何か何か
いきなり頭に思い付いただけなのだよ、なんなんだろうね
- 265 -
[*前] | [次#]
ページ:
戻る
メインに戻る