泣き虫な僕
どうしてかな？
今の僕は泣き虫だ。
昔はこんなに泣いたりしなかったのに。
僕は泣き虫だ。
昔は温かかった。
悲しいこともあったけど、それでも周りに皆がいたから楽しくて。
毎日遊んだ。
色々思い描いた。
何かをする時も、面倒臭いだとか、考えたことはなかった気がする。
だけど今は？
ああ、そうか。
僕はきっと、知らなかった何かを知り過ぎた。
世の中の無情さとか、暗い部分を沢山。
だからきっと、僕の心は荒んでしまったんだね。
何気無いものに感動を抱けないほど、物事を「楽しい」と「面倒」に分類してしまうほど。
こうして泣いてしまうくらいなら、いっそ、知りたくはなかったよ。
こんな哀しさも。こんな虚しさも。
だけどもう戻れないことも、振り返って逆に進むことが出来ないことも知っているから。
僕は泣き虫なまま、涙を流して前に進むんだ。
こんにちは、楽しくて幸せな日常。
ごめんね、素直に君達を受け入れることの出来ない僕で。
だけどどうか、泣き虫な僕だけど、そんな僕を君達の仲間に入れて下さい。
僕が僕を大好きになって、僕がいつか、誰かを大好きになるために。
きっといつか晴れるはずの涙。
(その人は方法を知らないだけなのです。
自分を愛して、他人を愛するその方法を)
＋＋＋＋＋＋
落ち迷子。
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