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誰のもの?
「闘技場でカイウスとルビアとの戦闘に勝利しました▼」
カイ「なぁ・・・ルビア」
ルビ「わっ!?ちょっとどうしたのよカイウス!この世の終わりみたいな顔して?!
そんなにテュリに負けたのが悔しかった?」
カイ「違う!・・・いや、そりゃ負けたのは悔しいけどテュリとカノンノだし俺もまだまだだなって納得してるし・・・」
ルビ「じゃあどうしたの?」
カイ「・・・あ、あのさルビア・・・・・・、さっきテュリに何渡したんだ?」
ルビ「渡す?別に何もあげてないけど?」
カイ「じゃあ落としたのか?だっ、誰にやる物だったんだ!?」
ルビ「さっきから何いってるの?私何にもあげてないし落としてもないです!もうカイウスったら・・・幻覚でも見たんじゃない?」
カイ「いいや!絶対にテュリ何か持ってた!ていうかこ、怖いこと言うなよな!」
ルビ「カイウスったら本当に怖がりねぇ・・・はぁ〜ぁ、少しはテュリを見習いなさいよ」
カイ「やっぱりテュリがいいのか!!?」
ルビ「はあぁ?もうカイウスったらさっきの戦闘で頭でも打っちゃったの?いつも以上に変よ?
ホラ頭下げてみなさい、たんこぶができてないか見てあげるから」
カイ「へ、変じゃないしたんこぶだってできてない!それにいつもって何だいつもって!馬鹿ルビア!」
ルビ「ムカッ!何よ!折角人が親切にしてあげようと思ったのにその態度!カイウスのバカバカバカッ!」
カイ「うるさい!ルビアがらしくないことしようとするからだ!」
ルビ「らしくないって何よぉ!!大体さっきもカイウスが!」
カイ「ルビアが!!」
・・・・・・!!!
・・・!・・・!
・・・。
〜〜〜〜〜
テュリ「ねぇカノンノ・・・これ・・・扱いは盾なんだよね?」
カノ「うん・・・そうみたいだね」
テュリ「でもなぁ・・・これ横幅が大きいよね?何だか視界が限定されそう
それに・・・」
カノ「それに?」
テュリ「これで敵の剣とか防ぐの・・・すごく気が引けない?」
カノ「うん・・・ちょっとでも削れちゃったら申し訳ないもんね」
テュリ「・・・決めた、やっぱりパニールに預かってもらおっと」
カノ「それがいいと思うよ」
テュリ「・・・でも溶けたりしないかな?冷蔵庫とかにも入るか心配だし・・・」
カノ「大丈夫だよ、多分」
“テュリは「本命チョコ」を手に入れた。”
その後闘技場からカイウスとルビアが帰ってきたのはテュリとカノンノが帰ってきてから数時間後の話。
ついでに遅れて帰ってきた二人が揃って疲れた顔をしていたのもまた別の話。
++++++
ルビアが本命チョコをくれましたって実話。
カイウスの前なのに・・・!?とかお馬鹿な思考でこんなこと思いました。
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