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◇BW組学パロ
2012/07/29 22:50

「ああああ出来ないいいいいいい」

「何なのさトウヤ、うるさいよ」

「数学が…全くわからない…」

「ああ、数学苦手だもんね」

「って訳でチェレン、数学教え…」

「無理」

「即答で!?いいだろどうせほとんど完璧に勉強してきてるんだろ?」

「僕はベルの勉強を見なきゃならないからね。トウヤまで手が回らないんだ」

「ああ…そういうこと…」

「あ、ほら、噂をすれば…」

「トウヤーっ、チェレーン!」

「ベル、トウコ、どうしたんだい?」

「ねぇねぇ今日の放課後トウコとトウヤのおうちで勉強会しようよぉ。苦手なとこ教えあおう!」

「ああ、それはいいかもしれないね。僕もトウコに物理で聞きたい場所があったんだ」

「チェレン、物理はあまり得意じゃないものね。いいわよ、教えてあげる」

「助かるよ。ありがとう」

「え、待てよ、そうなるとオレの数学は?」

「あー…あんた、数学は壊滅的だもんね…」

「仕方ないじゃないか…数字なんて見てるだけで頭が痛くなる」

「それに関してはもう手を打ってあるよぉ!」

「それは本当かい、ベル?」

「うん、Nにねぇ、声をかけておいたんだぁ。ほら、Nって毎回数学1番じゃない?ビリのトウヤにぴったりだと思うの!」

「さりげなくひどいことさらっと言った気がするけど、確かにそれはいい考えかもしれないね、Nは来てくれるって?」

「うん、大丈夫だって!トウヤもいいでしょう?」

「うん…まあ確かにNなら大丈夫かも…」

「よし、決まりね!さあさっそくN拾って帰りましょ!」

「途中でお菓子も買って行こうねぇ」



END


「そう、それでこの数字にXに代入するとYが求められるんだ。どうだい、数学は美しいだろう?問に対して完全に定められた答がオ存在する…正と誤の世界…白と黒のコントラスト…たまらない…」「…………ソウデスネ…」




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