輝きのその下で

2話 (4/25)

本丸の中に戻り、加州の戦闘状況を見る。
彼の戦っている相手は蛇のような骸骨の形をしていて口には短い刀を銜えていた。
人の形になったばかりか、苦戦している。


「絶対…戻ってきてよね。」


そうつぶやいた瞬間だった。
相手に大きな攻撃が当たり、中傷になってしまった。
すると加州は傷ついたコートや籠手を脱ぎ払い、Yシャツの前を開けはだけさせた。


「俺の裸を見る奴は…死ぬぜ…!」

その言葉の瞬間、相手に大きな攻撃を与える。
それを見ていたこんのすけが大きな声を上げる。

「これは[真剣必殺]!これまでの力を出せるとはっ、」
「す、すごいことなの…?」
「はい、傷は負ってしまいますが、反撃に大きな攻撃を与えることができます。」


そう言っていたものの、この合戦場では敗北してしまった。
急いで門のところに行って加州くんを待ち構える。


「ただいま…。」
「おかえりっ」
「うわっ」


傷だらけで少し元気がなさそうに帰ってきた加州を抱きしめて迎え入れる。


「傷ついた刀剣男士は手入れ部屋で直すことができます。」
「ちゃんと直してもらお。」
「傷だらけでも…可愛がってくれんの?」
「もちろんだよ、」


そして手入れ部屋での説明を受けこんのすけから最初に行った鍛刀部屋に向かった。


「ここで刀剣男士を作っていきます。最初は最低値の50で鍛刀しましょう。」


空間ディスプレイに表示された開始ボタンを押して鍛刀が始まった。
表示された時間は20分。するとそこでこんのすけが私に札を渡した。


「この[手伝い札]で時間を短縮できます。」
「なるほど。じゃあこれを使って、と。」


鍛刀に札を渡すと一気に時間が0になり鍛刀部屋が開く。
そこには小さな刀剣男士がいた。


「前田藤四郎と申します。末永くお仕えします。」
「前田くん…だね。よろしくね、」
「はい。」


そのあと刀剣男士たちの装備、刀装を作り前田君を第一部隊に編成してまた函館に向かっていった。


「次は仲間がいます。見守りましょう。」


そういわれて心配でありなあらも戦を見守った。
次の戦では勝利を挙げ軽傷はありながらも無事に帰ってきた。


×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -