「妹に欲しいな」
「誰をですか?」
「春奈ちゃん」

だって、春奈ちゃん可愛いんだもん!
ショートヘアーで軽くウエーブがかかってて、赤い眼鏡もポイント。
パッチリおめめだし、なによりこの性格に可愛いさを感じる!!

「ねぇ、だめ?」
「名前先輩が私のお姉ちゃんになってくれたら、本当に嬉しいですよ」
「本当!?あ、でも方法がな……養子なんて無理だろうし、鬼道と結婚はこっちからの願い下げ」

あんな堅物なんて、ごめんよごめん。
そもそも、なんで彼奴が春奈ちゃんと兄妹なのよ。
性格も似てないし、外見も似てないのに。
本当に納得がいかない。

「ねえ、名前先輩」
「ん?何、春奈ちゃん」
「難しい事は考えないで、私達の間の中で姉妹って思ってれば良いんじゃないんですか?」

春奈ちゃんの問いかけに、一瞬時が止まった。
けど、直ぐに思考は開始されて、春奈ちゃんの言ってる意味が理解出来た。

「そうよね!さっすが春奈ちゃん、私の妹なだけあるー」
「名前先輩のおかげですよ」

可愛い事を言ってくれる春奈ちゃんに、私はぎゅーっとハグをした。
そんか私達をよそに、鬼道は物陰から嫉妬心丸出しで私達を見ていたらしい。


FIN.




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