四字熟語なう◇ 1/5
柳side
英語の勉強を教えたあと名字が急にテニス部のマネージャーになった。
勘づいたのか?
自惚れるぞ!自惚れた俺は意外と怖いぞ!
「蓮二蓮二〜!!」
「どうした名字。その手に持っているのは・・・。」
「うん、四字熟語辞典!」
「そういえばこの前の英語はわかったのか?」
「全ッ然♪でねでね。聞いてよ蓮二!」
「なんだ?」
「四字熟語ごっこしよう!テニス部のみんなで!」
四字熟語なう
『れんじれんじ〜』
『どうした名字?』
『おままごとしよ〜^^』
10年前と精神年齢が変わってない幼馴染に少し同情した。
「・・・・・(変わってないなこいつ)」
が、惚れた弱み。断るわけにもいかない。
「わかった。今日はテニス部は雨で中止になる確率が78%だからな。部室でやるか。」
放課後・・・。
真「で、なんなのだ蓮二。名字。」
「今日は練習ないんでしょ?だからさ〜国語力鍛えようと思って。」
ブ「誰のだよ?」
「みんなのに決まってるでしょ!」
「「「はあ!?」」」
今叫んだのは赤也、丸井、ジャッカルだろう。
「じゃあ、ルールを説明しまーす!!」
ジ「おいっ、無視かよ!」
「えっとねー、会話の中に四字熟語を取り入れる!簡単でしょ?」
赤「簡単じゃないっすよ!名字先輩何がしたいんすか!?」
「私と蓮二で会話のお手本見せるからー。」
聞いてないぞそんなこと。
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