07話目 1/8
「今日はどこに行けばいいの?」
朝から覚悟していた。
今日も優雅に紅茶を飲みながら朝のサンドイッチを華麗に貪る(あくまでも華麗に)跡部。
の横でお味噌汁とたくあんをカリカリやってる私。
何この格差社会。
「ああ、今日は行かなくっていい」
「え?」
「今日は俺様じきじきに立海に行ってくるから、お前は授業を受けてろ。」
昨日もそう言ってよ!!
なんで昨日はいかせたんだよ!
ちゃんと答えろ、アーン?←
「昨日はお前にバスと新幹線の乗り方を教えた。光栄に思え。」
黙れ跡部。
何が光栄に思えよ。新幹線は知ってたっつーの!!
「そこかよ歌原。跡部もお前も少しずれてるぞ。」
亮が食堂に入ってきた。
今までずっと練習してたらしい。爽やか亮くん☆
ほんと、どっかのバカとは違うわ。
「ともかく、また知り合いなりなんなりに会ってホイホイついて行かれても困る。
それに立海には魔性のフェロモン男がいる。」
妖怪か。そいつは。
「あいつは体の半分がフェロモンでできている。」
化けもんか。
「化け物・・・。まあ、私の目の前にもいるわ。半分はないけど。」
体のちょっとがフェロモンな人。
「アーン?誰のことだ?」
本当に誰のことでしょうね。
って、お前だよ。
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