05話目 1/5
「よーし、まずは・・・・・。」
ピッ
『アーン?なんだ。何かあったのか。』
「跡部・・・。」
『だからどうした?』
「日本のバスってアメリカのバスと乗り方違うの?」
『バカかお前は!!』
さっそく怒られました。
『と行ってみたはいいが俺様も日本のバスの乗り方は知らねえ。ナビゲーターに代わる。』
お前も知らないんじゃないか!!
ナビゲーターって誰?
『はいはい、代わったで。どうしたん?』
ああ、侑士か。
「日本のバスの乗り方教えて。」
『ああ、睦月バス乗ったことないもんな。ええで。』
「まずどうするの。」
『えっと、時刻表見てみ?』
「え?時刻表?なにそれ。」
『・・・・・今どこ?』
今?周りを見渡すと見慣れた風景。
「校門前だけど。」
『睦月。まずバス停探そうな?』
半ばあきれた声の侑士。
そもそも日本のバス停は何色なんだ?
「ん?あれか!!」
目的のものを発見。
「ゆーし!見つけたよ!」
氷帝学園前と書いてあるバス停を見つけた。
『おん、聞こえとるから大きい声ださんと。時刻表みてみ。平日・・・ってわかるな?』
はいはい、ありましたよ平日。
「うん、へーじつあるよ。」
『今1時半か・・・数字の13のとこに30より大きい数字ある?』
13・・・・13・・・。
「40があるよ。」
『それ1時40分に来ますってことやから、もうしばらく待っとき。』
「何分くらい?」
『10分。』
「うへー、電話代もったいないね。じゃあ、乗ったら・・・。どうすればいい?」
たぶんバスも電車と一緒で電話しちゃいけないと思う。
『せやな。10分したらメールする。』
「はーい。」
ピッ
よし、10分間何しよう。
一人しりとりでもしようかな、久しぶりに。
「しりとりはじめ!」
隣のおばちゃんがびっくりしていた。
一人しりとりは町中でするべきじゃないね。
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