happy sweet home | ナノ


05話目
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「よーし、まずは・・・・・。」


ピッ

『アーン?なんだ。何かあったのか。』


「跡部・・・。」


『だからどうした?』


「日本のバスってアメリカのバスと乗り方違うの?」



『バカかお前は!!』

さっそく怒られました。




『と行ってみたはいいが俺様も日本のバスの乗り方は知らねえ。ナビゲーターに代わる。』


お前も知らないんじゃないか!!
ナビゲーターって誰?

『はいはい、代わったで。どうしたん?』

ああ、侑士か。

「日本のバスの乗り方教えて。」


『ああ、睦月バス乗ったことないもんな。ええで。』


「まずどうするの。」


『えっと、時刻表見てみ?』


「え?時刻表?なにそれ。」



『・・・・・今どこ?』


今?周りを見渡すと見慣れた風景。

「校門前だけど。」



『睦月。まずバス停探そうな?』


半ばあきれた声の侑士。

そもそも日本のバス停は何色なんだ?


「ん?あれか!!」


目的のものを発見。


「ゆーし!見つけたよ!」

氷帝学園前と書いてあるバス停を見つけた。

『おん、聞こえとるから大きい声ださんと。時刻表みてみ。平日・・・ってわかるな?』


はいはい、ありましたよ平日。

「うん、へーじつあるよ。」


『今1時半か・・・数字の13のとこに30より大きい数字ある?』

13・・・・13・・・。

「40があるよ。」


『それ1時40分に来ますってことやから、もうしばらく待っとき。』


「何分くらい?」

『10分。』

「うへー、電話代もったいないね。じゃあ、乗ったら・・・。どうすればいい?」


たぶんバスも電車と一緒で電話しちゃいけないと思う。

『せやな。10分したらメールする。』

「はーい。」

ピッ

よし、10分間何しよう。


一人しりとりでもしようかな、久しぶりに。


「しりとりはじめ!」


隣のおばちゃんがびっくりしていた。

一人しりとりは町中でするべきじゃないね。
 
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