happy sweet home | ナノ


01話目
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「ああ、疲れた。」


何故疲れたか。

そりゃ全員起こして若と一緒にジロくんを起こしに行ったんだけど。

寝坊助め、起きなかった。

今日私の部屋の前で騒いでる連中の声を聞いたとき、
ちょっと違和感がしたんだけどこのせいだったのか。

私達は寝ているジロくんをここ(食堂)まで運んだ。

樺地くんにでも頼めばよかったけど・・・

『今日は・・・榊先生に呼ばれているので・・・早く・・・行きます。』

なんてメモ書きがしてあった。

なんでメモ書きに三点リーダーが書いてあるのかは置いといて。

いくら160pの小柄なジロくんとはいえ私より大きい。

「睦月、遅かったじゃねえか。何してやがった?アーン?」


あなた様が軽い軽いコーヒーカップで優雅にお茶を飲んでたとき
私たち二人は人を一人持ってきてたんです。




嫌味の一つでも言いたいが。

「んー」
とか
「あー」
しか出てこない。
だってジロくん、予想以上に重いんだもん!
半分は若が持ってきてくれたけどね。


「まあ、いい。ほらさっさとBreakfast
をたべようじゃねーか。」

さすが。rの発音が素晴らしいですよ。って、
「待ってて・・・くれたの?」

「当たり前だろ。」

スゲエエェェ(p゚∀゚q)ェェエエ工工


「ありがとう!跡部大好き!」


「「「「「なっ!」」」」」


「ほんっとにありがとう!」

「ちょ、睦月!それ俺にも行ってみそ!俺も待ってた!」

「うん、がっくんも大好きだよ!」

ガッツポーズをするがっくんを押しのけて侑士が聞いてきた。

「なあ、俺にはなんもあらへんの?」
「うん、侑士もやさしいね?大好き!」

「あ、あの睦月先輩・・・・。」

若が遠慮気味に聞いてきた。

「なあに?若。」

「な、何でもないです。」


はぁ、というため息が聞こえてきた。

なに!?私なんかした?

ちら、と若を見ると時計が視界に入った。


「ね、もうすぐ朝練じゃない?」

「そうだな、おい、行くぞ!」

朝が始まった。

20130324〜加筆修正
 
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