07話目 8/8
「もうすぐ立海だよ!!そんなことしたら二度と起きなくなるよ!!」
「いや、あえて殴るそれで万事全て森羅万象おk。」
さっきから関西弁が消えちゃった侑士をなだめて(その間に跡部がもう1発殴られた。)
「ほら、もういいから。早く行こう!!」
新幹線を飛び出した。
侑士が跡部を背負って。
〜侑士side〜
「は〜・・・・・。」
とりあえず(俺のせいで)気絶した跡部を背負って歩き出す。
「侑士大丈夫?」
「それはこっちのセリフや。」
調子が悪いとはいえいきなり跡部に噛みつかれて(まあ、跡部としてはキスマークでもつけたかった、と)
その跡部を俺が殴った。
まあ、その本人がケロっとしてるからええんやろうけど。
「これじゃ、俺来た意味ないやん。」
ぼそっとつぶやく。俺は何のために来たのか。
さっきは取り乱して関西弁まで消えてしまった。
噛まれたといわれ、柄にもなく恥ずかしがってしまった。
でも、まあ。
止められたから、ええかもな。
これが鳳とか日吉とか樺地とか後輩’sだったら止められへんだったろうし。
3年でも岳人とか宍戸だったら真っ赤になって止められんだろうし。
まあ、ジローだったら止め・・・・いや、あいつは寝る。
滝・・・・。滝!!
滝なら止められる。黒魔j・・・・。
黒・・・うん。無理やな。
「いやいや、侑士で助かったよ。」
「え・・・。」
俺のつぶやきが聞こえとったんか、睦月が訂正する。
「だって跡部止められるの多分侑士だけ。跡部を殴れるのも・・・・多分侑士だけ。あとの人は無理だろうね。」
「ああ・・・・まあ。ほかのメンツには無理やな。」
無理無理。他のメンツが跡部殴っても「ペチッ」とかにしかならんとおもう。
そう考えて、さっき跡部を全体重かけて殴ったことを後悔した。
ホンマ堪忍。
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