happy sweet home | ナノ


07話目
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「もうすぐ立海だよ!!そんなことしたら二度と起きなくなるよ!!」

「いや、あえて殴るそれで万事全て森羅万象おk。」

さっきから関西弁が消えちゃった侑士をなだめて(その間に跡部がもう1発殴られた。)

「ほら、もういいから。早く行こう!!」

新幹線を飛び出した。

侑士が跡部を背負って。


〜侑士side〜

「は〜・・・・・。」

とりあえず(俺のせいで)気絶した跡部を背負って歩き出す。


「侑士大丈夫?」

「それはこっちのセリフや。」

調子が悪いとはいえいきなり跡部に噛みつかれて(まあ、跡部としてはキスマークでもつけたかった、と)

その跡部を俺が殴った。

まあ、その本人がケロっとしてるからええんやろうけど。

「これじゃ、俺来た意味ないやん。」

ぼそっとつぶやく。俺は何のために来たのか。

さっきは取り乱して関西弁まで消えてしまった。

噛まれたといわれ、柄にもなく恥ずかしがってしまった。

でも、まあ。

止められたから、ええかもな。

これが鳳とか日吉とか樺地とか後輩’sだったら止められへんだったろうし。

3年でも岳人とか宍戸だったら真っ赤になって止められんだろうし。

まあ、ジローだったら止め・・・・いや、あいつは寝る。

滝・・・・。滝!!

滝なら止められる。黒魔j・・・・。

黒・・・うん。無理やな。

「いやいや、侑士で助かったよ。」

「え・・・。」

俺のつぶやきが聞こえとったんか、睦月が訂正する。

「だって跡部止められるの多分侑士だけ。跡部を殴れるのも・・・・多分侑士だけ。あとの人は無理だろうね。」

「ああ・・・・まあ。ほかのメンツには無理やな。」

無理無理。他のメンツが跡部殴っても「ペチッ」とかにしかならんとおもう。

そう考えて、さっき跡部を全体重かけて殴ったことを後悔した。

ホンマ堪忍。
 
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