happy sweet home | ナノ


07話目
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「俺も頭がええわけやないんやけど・・・。」

いや、今の跡部に対応できるのは君しかいない!

「いや、侑士。中学生にはあるまじき顔と声じゃん?」

「だからってなんでやねん!!」

対抗したいのよ!!

「おい睦月、変態なんかほっといてこっちにも構え。」

ギュウッ

「キャッ!!!」

抱き着いてきた。本当にどうしたおまえ。

「なんで忍足なんか連れてきてんだよ。」

「いや、柳くんが・・・。」

食べられたくないならって言ってきたんで。

私は食べ物じゃないが一応。

「ちっ、柳のやつめ。」

食べるつもりだったのかい?おいしくないよ。

「ああ、そういうことか。大変やな。」

そんなのんきに言ってないで引きはがしてください。

「ああ、もう!離してってば!!」

そんなことを言って離れるわけもなく。

さらにぎゅうぎゅうしてくる跡部。

ここは新幹線内です。

死にますよ。縊り殺されますよ。

「痛い痛い痛い!!痛いって言ってる!痛いから!」

「アーン?柳もめんどくせえことするじゃねえか。いいぜここで食ってやる。」

え、駅弁を?

「でも跡部、駅弁かってないよ。」

「お前何のんきなこと言ってんだ。」

そう言って跡部がかみついたのは


私だった。

注意:何度も言いますがここは新幹線内です。
 
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