07話目 5/8
「俺も頭がええわけやないんやけど・・・。」
いや、今の跡部に対応できるのは君しかいない!
「いや、侑士。中学生にはあるまじき顔と声じゃん?」
「だからってなんでやねん!!」
対抗したいのよ!!
「おい睦月、変態なんかほっといてこっちにも構え。」
ギュウッ
「キャッ!!!」
抱き着いてきた。本当にどうしたおまえ。
「なんで忍足なんか連れてきてんだよ。」
「いや、柳くんが・・・。」
食べられたくないならって言ってきたんで。
私は食べ物じゃないが一応。
「ちっ、柳のやつめ。」
食べるつもりだったのかい?おいしくないよ。
「ああ、そういうことか。大変やな。」
そんなのんきに言ってないで引きはがしてください。
「ああ、もう!離してってば!!」
そんなことを言って離れるわけもなく。
さらにぎゅうぎゅうしてくる跡部。
ここは新幹線内です。
死にますよ。縊り殺されますよ。
「痛い痛い痛い!!痛いって言ってる!痛いから!」
「アーン?柳もめんどくせえことするじゃねえか。いいぜここで食ってやる。」
え、駅弁を?
「でも跡部、駅弁かってないよ。」
「お前何のんきなこと言ってんだ。」
そう言って跡部がかみついたのは
私だった。
注意:何度も言いますがここは新幹線内です。
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