happy sweet home | ナノ


07話目
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「あの、どなたですか。」

『立海大付属、柳蓮二だ。』

だれだよ。しらねえよ。

あ。立海。

「もしかして真田さんとこの。」

私が唯一知っている立海の人の名前を出すと。

『そうだ。』

「ああ、こんにちは。」

なんで携帯番号を知っているかは・・・。

置いておこう。

『部長はもう帰ってきたか。』

「あ、はい。なんか変ですが。」

思い切り変ですが。

フェロモンむんむんですが。

『俺の新作を飲んでしまった。』

「は?」

どういうことだ?

『様子がおかしいだろ?』

おかしいです。

それはもう。おかしすぎます。

「さっきから意味不明なこと言ってます。あとフェロモンむんむんです。」

『じゃあ、βのほうか。』

は?べーた?

「いや、どうしたんですか?」

『早急に解決する必要がある。理由は後ほど。誰か男を一人捕まえて立海に来い。』

「え?ひとりで行けるよ。跡部もいるし。」

だから場所を教えてください。



『くわれたいのか?』


「私食べ物じゃないんだけど?」

『お前は純粋だな。ハッ』


ちょ、何!?ハッって!

今鼻で笑いやがったな!!

「わかったわよ!!今すぐ行ってやるわよ!!待ってなさい!!」

ピッ!!

「はぁ、はぁ・・・。何よあの男!!」

ともかく、なんだっけ。

一人連れて来ればいいと。

え〜っと。

立海までの道を知ってて、授業を受けなくても成績には差支えなくて(頭がいい。)

今の跡部の対応ができる人・・・・。

「一人しかいないじゃん。」
 
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テーマ「人外ファンタジー」
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