happy sweet home | ナノ


07話目
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〜昼休み〜




「今帰ったぜ」

「もっと行っててよ。」

おっと、本音が出てしまった。

「おい、お前俺様を前にして言ってんじゃねえよ。」

は?

「俺様にかかればお前なんざイチコロなんだよ」

おい、何があった。

なんか、朝よりフェロモンむんむんじゃね?

なんかエロくね?

「なあ、睦月?」

ピリリリリリ

あら、電話。

え、知らない番号なんですが。

「とりあえず・・・・でるか。」

いや、でも・・・・。いやでも。

知らない人だったら。ていうか知ってる人は一応全部登録してあるし。

「知らない人だよね・・・・。」

・・・・・。

そんなことを言ってるうちに携帯が鳴り終わった。

いいのかな。急用だったりしたら。

「うーん、悪いことしたか・・・・」

ピリリリリリリリ!!

ハイ鳴り出しましたよ。同じ番号。

「ここはもう、取るまで鳴り続けるよね。」

ピッ

「はい、」

『歌原睦月の携帯。違うか?』

こわい。

プチッ

「あ、切っちゃった。」

思わず切ってしまった。

ごめんなさい知らない人。

でも、あなたも悪いんですよ。

いきなり知らないやつに名前を当てられたりしたらふつう切るだろ。

ピリリリリリリ!!

「はい。」

『切るな』

ごめんなさい。
 
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