happy sweet home | ナノ


03話目
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「『もしもあんたが見知らぬ男を殺したくないんだったらはめときなさい』ってくれたの。」


「はあ、そういうことな。あの女、なかなかやりおるな・・・。」

「どういう意味?七星ちゃんに聞いても教えてくれないの。」

聞くたびに『あんたは自覚がないのが欠点ね』とため息をつかれる。


「まあ、鏡で自分の顔見てみ。」


そういって侑士は去って行った。


チャイムが鳴るまでもう少し時間があるので、私も席に着くことにした。

その瞬間

「ねえねえ、跡部様のメルアド教えてくれない!?」


「向日くんのがほしいの!ちょーだい!」

と言ってくるかわいい女の子たち。

断るのもなんだけど・・・

「めんどくさいことになるからアドを聞かれても教えるな」

って跡部に釘を20回ほど刺されてる。


「ほら、あんたたち!睦月困ってるじゃない!」


そんな時に助けてくれるのが実は七星ちゃんだったりするのだ。

「七星ちゃん。」


「睦月、おはよ。」

七星ちゃんは氷帝学園にきて初めて仲良くなった女の子。


「あんたって子は・・・・なんてッ可愛いのっ!!」


とか言ってくるけど多分七星ちゃんのほうが数百倍かわいいんじゃないかな・・・。


きーんこーんかーんこーん


「チャイムなったね。席につこう。」

「そうね。」

今頃テニス部のみんな何してるかな・・・。

なんて思いながらHRを過ごした。

昼休み、屋上に行くまでテニス部のみんなには会えない。
 
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