happy sweet home | ナノ


03話目
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「じゃあ、忍足。ジローもらってくぜ。」

「おん、わかった。」


亮とジロくんがC組に行って、残るは


がっくん、侑士、私。

「岳人は一時間目なんなん?」

「んー・・・公民?」

はてなマークを頭の上に浮かべて私に聞いてくるけど私はD組じゃないよ


「くそくそ!侑士、よりによってなんでお前がH組なんだよ!」

「堪忍な、がっくん♪」

「気色わりーんだよその声でがっくん言うな!」


何か知らないけど廊下でぎゃーぎゃー騒ぐとそっち系の女子が夫婦喧嘩と間違えてきゃーきゃー言ってるよ?


そしてなんか真ん中にいる私にすっごい視線が来てるよ?


「睦月はいいわよねー。のんびりしてるからマネージャーやっても女子の目気にならないでしょ?」


七星ちゃんがよく言ってるけど私も怖いものは怖い。


「がっくん・・・侑士。ちょ、もうやめよう。」


そういうと二人はすぐさま振り返って私をみる。



「ああ、すまんな睦月。岳人がうるさくしてしもて・・・。」


そういいながら肩を抱かないでください。
女子の目(お姉様的な人たち?)の目がいっそう厳しくなってきたんで。

「睦月、ごめん。大体よ、侑士が・・・」

がっくんは私の手を包むそのちっこい手をはなそうか。

委員長的女子の目が光ったよ今。

視線に殺されるよ私。


「あー、つまんねーの!俺ここじゃんか。」


「残念やったな岳人。」

しぶしぶ手を離し、岳人は自分のクラスに入っていった。
 
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