02話目 3/3
「触んないでよ〜・・・。」
「あ、ジロくん。」
そう、寝坊助。芥川慈郎。
「おはよ〜、睦月ちゃん。ふぁ〜。」
おはよ〜、と言いながら私の腰に手を回しそのまま眠りにつくジロくん。
「なっ、おいジロー!なに睦月に抱き着いてんだよ!」
今度はがっくんがジロくんを引っぺがそうとする・・・が。
「・・・・・・?」
ジロくんがなんか言って、がっくんがものの見事に真っ青になる
。
空もびっくりなほど。
「ジロくん?どうかした?早く学校行かないと・・・。」
「そおだよねー、早くいかないと遅刻するC〜。」
連れてって?
と言われ、またこの人を持たなきゃいけないのか。とため息をついた。
日常、朝の風景。
岳人〜SIDE〜
「なにお前。死にたいの?」
にっこりと殺意のこもった笑顔を向けてくる金色を見て思った。
こいつは俺と幼馴染じゃねえのか?
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