set series | ナノ
日常を君と過ごしたかったなんて
15/17

やがて大学生となった私は住み慣れた家を出て、大学近くに一人暮らしを始めた。

自分模様に変えられる部屋を気に入ってはいるが、不意に淋しさが込み上げる時がある。

その時は必ずと言っていいほど、自分の隣をみてしまう。

足りないモノを見つけようと、視線を漂わせてしまう。


短い間だったけど、忘れられない記憶。

ぼけーっと外を眺める顔。
無表情に睨みつけるような顔。
少し得意げな顔。
悔しそうにする顔。
呆れたように笑う顔。
小さく朱がさす顔。
困ったように眉尻を下げる顔。
温かい日が差すように笑う顔。
真剣に前を見つめる顔。

何かの拍子に思い出すのは鮮明なあの日々。


ベッドに倒れ込んで、目を閉じる。

「いい加減、離して欲しいんだけどなぁ」


そうつぶやく内に、意識は沈んだ。



まだれんで、と
(頭を撫でた。)

担当:リク

幸「リクさんリクさん。」
リ「なんだいみゆちゃん。」
幸「続かないの?」
リ「・・・。」
幸「私のサイトのモットー知ってるよね?」
リ「・・・・。」
幸「結ばれないの?」
リ「只今、電波の届かない所にいるか、
もしくは電源が入っておりません。もう一度、おかけ直しください。」
幸「・・・・。」
続くのか・・・?いや、こんな会話なされなかったけど。
 
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -