restrict
「あ、それ知ってる」

彼女は嬉しそうに笑う。
オレは、はぁ?と無愛想に答えた。


「それ、束縛って云うんだよ」
「…うるせえ」
「もう一回いってあげる、それ束縛って云うんだよ」
「轢くぞ」


オレは自分自身でも分かるくらい束縛男だ。
絶対に、他の男に彼女を触られたくないし、話しもさせたくない。
実際に、今も彼女が大坪と話した事について注意していた。
でも、それぐらい彼女を好きなのだ。


「宮地、好きだよ」
「当たり前だ、刺すぞ」
「セックスしたい」


彼女は、オレの首に腕をまわす。
もう、怒っていたことなんてどうでも良くなった。

オレはベッドへ彼女を運ぶ。
そして、制服のボタンを外す。
彼女の白い肌に、昔付けた跡が色あせて残っていた。

腰にキスをおとす。
消えないくらい赤い跡を何箇所も。
ずっとずっと、消えないように。


「宮地、」
「ん?」
「好きだよ、大好き」
「オレも、愛してる」


restrict
腰へのキスは束縛の証


.
*<<>>
TOP
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -