それでも僕は、 | ナノ


それでも僕は、



「雲雀くんvV」
「何。ウザイんだけど」

あぁ、今日も相変わらず雲雀くんが冷たいです。
まぁ、そんな所も可愛いですけどvV

「骸、抱き付くのやめてくんない。咬み殺すよ」

あくまでツンとしている雲雀くん。
その態度、くずしたくなりました。
だから、そっと背後から近づいて、耳元で優しく

「愛してますよ」

とささやく。すると、予想通りの反応で
耳を押さえて真っ赤になってくれました。

「何、いきなり何言い出すの、骸!」

やはり、動揺していますね。

「そんな所も可愛いですよ、恭弥」
「……ッ!! こんな時だけ名前は反則だよ……っ!?」

いきなり唇を塞げば、目の前には驚いた顔。

「そ、ゆーのはっ僕の了解を得てからにしてよ!」
「では……聞いたら恭弥は良いと言ってくれるんですか?」
「絶対言わない! 骸だってわかってるでしょ!」

その潤んだ瞳、僕を誘ってるんですか?

「わかりたくありません。僕はいつだって恭弥にそういう事がしたいんです」
「なに、それ……っただの変態じゃないの!」

「そうかもしれません」

それでも僕は、君を

「愛しています、恭弥」






100904
自サイトで二年位前に書いたものの転載です。
開設して何もないのもどうかと思い持ってきましたが……、
文章が拙いですね、面白恥ずかしいです。