無関心
「君はあまり悩んだりしないでしょ」
だから自分の気持ちだなんてわかりっこないよ−
というように吐き捨てられた。
「どうしてそう思うんだい」
不思議とそう尋ねていた。
「だって君は何に対しても、面倒臭いと言うじゃないか」
「面倒臭がるから悩んだりしないって思うのかい」
「深く考えたりしないでしょ」
表向きには何も考えたりはしないさ、だって−
「よく悩んだりしても人の気持ちなんてわからないよ」
裏では深く悩みすぎてしまうから物事に関わることを極力しないようにしてるんだ。
気持ち的には楽
だけど少し物足りない
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