「で、誤解は解けて仲直りってわけ?」

「はい!」



バスケ部にまたお邪魔させてもらってる私。
みんなが休憩中に今までの起きたことを話した。思った以上にバスケ部のみんなに心配をかけてしまっていたみたいで「心配かけてごめんなさい」と謝った。



「ようやくこれでなちゃんと小金井君が両思いってことね。はぁー…ようやくかぁ」

「リコちゃん何言ってるの?私、まだ片思いだよ」

「「え、」」



バスケ部全員(小金井先輩は除く)が声をそろえてこっちを向いた。
そんなに驚くことなのか。



「だって、何かもう両思いって感じがプンプンするじゃない!」

「小金井先輩から愛の告白もらってないもん。だからまだ、私の片思い」

「「…はぁ」」



みんなして小金井先輩を見てため息をついていた。そんなことも気づかずに、小金井先輩は水戸部先輩と楽しそうに話している。
リストバンドも付けてくれてるのを見て、私は口角が自然に上がった。

うん、幸せすぎる。





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