誠凛高校に入学してまだ間もないのに、遅刻しそうです。



「あぁー!もう何で目覚まし時計鳴らないかなー!全然日が経ってないのに遅刻は嫌だよー!」



一人叫びながら学校に向かって走っていく。途中の曲がり角を曲がろうとしたら、どんっという音を立ててぶつかった。
この展開って少女マンガみたい…!



「いった……」

「だ、大丈夫!?」

「はい…」

「はい、手。立てる?」

「ありがとうございます。…あっ!学校!」

「うわっ!遅刻する!!」



名前も知らないぶつかった人と一緒に学校に走った。
手を掴んだときからなのか、走ったときからか分からないけど、ものすごいドキドキしている。
チャイムが鳴るまでに学校に着いた。遅刻は無事免れました。




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