「銀時さん。この資料まとめたので机の上に置いときますね」
「んー…」
「そんなにジャンプ読んでないで仕事してくださいよ…。私と新八くんがほとんどしてるじゃないですか」
「…上司に逆らうのかぁー?」
「職権乱用禁止ですよ!もう…」
あんなにぐだぐだしているのに、どうして上司なのか不思議でたまらない。
「モコー!酢昆布食べるアルか?」
「神楽ちゃん…!ありがとう」
「モコは最近頑張りすぎネ。少しは肩の力抜くアルよ!」
「うぅー神楽ちゃん可愛いよー!」
「モコの方が可愛いアルよ!!」
「はいはい、そこいちゃつかないで仕事しろ」
「何アルか銀ちゃん。私に嫉妬アルか?」
「ばっ!そんなんじゃねぇよ!!」
言い争いを始めた銀時さんと神楽ちゃん。いつものことだから放置しても大丈夫だよね。
席に着いた私は、まだまだ溜まっている仕事をやり始めた。
「今日中に終わらせたいな…」
「ムリですよこんな量。今日の仕事終わったんで手伝いましょうか?」
「新八くん!ありがとう!」
「ちょっ!モコさん!?」
ぎゅっと抱きつくと顔を赤くした新八くん。それを見ていたらしい神楽ちゃんと銀時さんは、今にも殴りかかりそうな勢いでこっちに来た。
「新八ぃ、覚悟は出来てるだろうなぁ」
「メガネのくせに何してるアルか」
「銀さんも神楽ちゃんもおお落ち着い…ぎゃあああああああ」
今日も平和だなぁ。
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