「退くん、部屋キレイだよね?」
「というかキレイすぎだよ…」
「そうかなぁ」
明日はお妙ちゃんが来る約束をしたから、自分の部屋の片付けをしていた。
一緒に住むことを決めたばかりだから置いているものは少ないけど、何だか心配になる。
「明日はお妙ちゃんのために煮物でも作ろうかなぁ」
「オレも久しぶりにモコちゃんの煮物久しぶりに食べたいな」
「退くんに言われると何だか断れないよ。よし!久しぶりに頑張るか」
「じゃあ早速買い物しに行く?」
「うん!」
――――――
「…退くん、重くない?」
「平気だよ。オレ男だもん」
「ありがとう」
張り切りすぎて沢山買い物をしすぎて、持てなくなった荷物、というかほとんどの荷物を持っていてくれている退くん。こういうときに男の人がいると助かるって思うけど、逆に申し訳ない気持ちもあって困る。
でも、退くんが平気だって言ってるから遠慮はしないんだけど。
「さすがに買いすぎたから銀時さんも呼ぼうかな。夕飯の時だけ」
「こんだけあったら全部食べれるか不安だもんね…」
「まぁ、残しても次の日に食べればいいんだけどね」
「ははは、確かに」
他愛もない話をしながら家に到着した。
煮物は時間がかかるから下準備だけしとこうかなっと思って早速台所で準備をした。
お妙ちゃん、美味しいって言ってくれたら嬉しいなぁ。
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