兎じゃないけど



「マスター」
「ごめん、今忙しいから後でね!」
「…」



最近マスターは忙しいみたいだ。俺が話しかけても後でと毎回言われる。

俺…寂しくて死んじゃうかもよ?まぁ、マスターがいる限りあり得ないけどね。



「マスター最近忙しそうだね」
「そうなの。もう休む暇がないよ」
「手伝おうか?」
「大丈夫!だからレンはのんびりしてていいよ」



そう言われると、余計に手伝いたくなってくる。俺はその辺にたくさん散らばっているゴミを拾い始めた。



「休んでていいって言ったのに…」
「休んでたってマスターと話せないから嫌だ。手伝いながらなら、いっぱい話せるし」
「レン…。なら頼んだ!」
「了解」



兎じゃないけど/鏡音レン
20091008

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