好きです



「名前さん」
「!?」
「ここですよ」
「黒子君…」



泣き顔でこっちを見る彼女。きっと告白が失敗したんだろうか。



「ごめんね、協力してくれたのに」
「そんなことないです。名前さんは頑張りました。ボクはそれを一番知っています」
「…ありがとう。黒子君は優しいね」



それは名前さんだけにですよ。好きな人のためなら何でもしてしまう自分も馬鹿だなと思う。告白の手伝いまでするなんて。
でももう見てられない。



「そんなに悲しむ姿、ボクならさせません」
「黒、子君…?」



好きです
(ボクは貴女にキスをした)



黒子テツヤ
20100831

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