頬に…



「マスター!いっつもレンばっかりと遊んでないで、私とも遊んでよ!」
「はいはい。分かったから、ちょっと待ってねー…曲作りに忙しいから…」
「どうせ、またレンの曲でしょ」
「違いますよー…私の家にいる、可愛い可愛いリンちゃんの曲ですよー…」



「本当に…!」と目をキラキラさせながら私に寄ってきたリン。単純だなー…と思いながら、また曲作りに戻った。



「マスター!マスター!どんな曲なの!?」
「それは完成してからのお楽しみですよ」
「えー……今教えてくれたっていいのに…」
「そしたら楽しみがなくなっちゃうでしょ?」
「でもー…」
「これでがまんしてよ」



そう言った私は、リンの頬にキスをした。その瞬間、リンはかぁーっと顔を真っ赤にして抱きついてきた。



「マスター、大好き!」
「私もだよ」



頬に…/鏡音リン
20100129

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