ターゲットロックオン!



今日はいつもより気分がよくて、登校中鼻歌を歌いながら歩いてた。
気分がよすぎたのか、足元の石に気がつかないで、ガッと足を引っ掻けてしまった。



「え、」



転ぶと思って目を瞑ったその瞬間、誰かに支えられた感じがした。
そろー…と目を開けると、そっくりな顔が二つあった。



「「大丈夫ー?」」
「え、あ、はい!」
「でも鼻歌歌いながら」
「転ぶなんて」
「「バカだねー」」



初めて会う人の態度とは思えないほどの馴れ馴れしさにびっくりした。
顔をよく見ると、結構かっこよくて、少し顔を赤らめてしまった。



「馨。この子ハルヒと同じぐらい遊びがいあると思うんだケド」
「僕も同じこと考えてたよ」



双子?がこそこそ話してるかと思うと、こっちを向いてニヤリと笑った。
私は何となく危ない感じがして、そーっとここから離れようとした。
それを見つけたのか、ガシッと両腕を掴まれた。



「どこに行くの?」「僕らから逃げれないからネ」
「あの…」
「「オモチャ決定!」」



ターゲットロックオン!/常陸院光馨
title:ララドール
20100114

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