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｢あ…っ…｣

その声と共に画面に表れたのは"lose"という英単語。

いわゆる"負け"ということ。


そんな画面を共にしていたマックスも同時に私と同じような｢あぁ…｣という言葉を口にした。



｢半田ァ…。もっと手加減してやれよ！朝比奈は初心者なんだからさ！｣

｢え…。俺、本気なんて…っ…｣

｢ったく…大人気ないなぁ！｣

｢…っ！｣


マックスは薄笑いして勝者である半田くんにそう言っているため、喧嘩というところまではいってないが、何だかお互いの気持ちが交錯している。そんな気がした。

こんな仲がいい２人が喧嘩なんてめったにありえないし、それは心配していないのだが、何だか妙にハラハラしてきて。



｢べ、別に平気だよ！弱い私が悪いだけだから｣

と口を挟んでおいた。


そのせいか、しばらくしたらお互い何も言わなくなった。


だけれども、何だかまだ納得いっていない様子でお互いを見合っていた。


マックスは余裕の表情を浮かべ、半田くんは追いつめられている、そんな様子だった。




初めてだったがそれなりにルールが分かってきて楽しくなっていくと、あっという間に時間は来てしまうもので。


長い間居座っていた為、謝罪だけ言うと私はその病室を去っていった―…。




変わりゆく環境


少しずつ、何かが変わり始めている。

それに気付けずにいた、なんて単なる言い訳なのかもしれない―…。


to be continued...

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ちょっと今回は短めかなぁ…。
何のゲームかは謎なんです(笑)

ついに20話です!!
早いです、本当に…。
これからも頑張ります!!

次の場面はずっと書きたかった場面なのでワクワクですっ!!

2012.5.28



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