▼ 渇望
愛して愛して愛して愛して呉れ、
「あいして呉れ」
柔らかい名前の素肌に触れれば、寂しそうな目と自分の目とが合った。
「竣公さん、竣公さん私は」
愛していますとも、それはもう、この身を今に棄てたくなるほど、あなたと融解したいほど、
「愛していますとも。」
髪を名前の指が撫でる。本当に?その問いに名前は微笑と涙で応えた。
2010.11.30
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