▼ おめでとう!
「ねえ、ねえ益田さん!」
うれしそうに駆け寄ってきた名前ちゃんに、何だいと聞けばにこりと可愛らしい笑みを向けた。
「お目でとう!」
「え?何が?」
「私絶対無いと思ってたから……」
「うん。だから何が?」
何と首を傾げれば、名前ちゃんはまた知らない振りしてェと笑い飛ばした。
「良かったね。レギュラーなのに具現化されてなかったから心配してたのに、具現化されて!」
ふふと笑ったあと、何故か持っていたお米(炊く前だよ。勿論)を投げつけられた。
「ははははは」
「え、え……」
ええええええ!
何コレぇと叫ぶのは時間の問題。
取り敢えず、青木くんより恰好良かったら可成り厭だなーと主張する小説。
ええ。可成りです。
2009.7.28
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