!!特殊設定
※ルフィたんがうさぎちゃん化しておりますご注意を(本物のうさ耳が生えております)!
※シャンクスが又もや良い人ではありません…

















気紛れと好奇心から、寒さに震えるイキモノを拾った。
人間のエゴから生み出されたそれは、ヒトならざるもの。
慰め、癒し、退屈凌ぎ。それに、愛玩。
趣旨は、ずれてはいない筈だ。











愛玩の切先










寒さに震えていたイキモノは今、広いベッドの上で本能的な恐怖と嫌悪に震えている。




「あっあ、んぅっ」

肌を滑る無骨な掌にびくりと戦慄いて、爪先がシーツを引っ掻く。
手繰り寄せた上掛けをきつく握り締め堪える姿は、嗜虐心を酷く煽った。
普段、攻撃性を表に出さないシャンクスだったが、この不可思議な存在を目前にすると、理性は脆く崩れ去るらしい。
興味本位で拾って来たは良いが、正直、本来の趣旨通り扱えるか疑問だった。
けれど、汚れを洗い流し、無駄に広いベッドへ上がる姿を目にした瞬間、そんな疑問や懸念は吹っ飛んだ。
ほっそりとした身体に夥しい数の傷痕が存在し、腹や滑らかな内股にはどす黒い痣が残っている。
間違い様のない、折檻の痕跡。
人間と他動物の遺伝子を配合させたキメラという存在は、今や珍しいものではない。
金持ちの道楽として生み出され、退屈凌ぎの愛玩具として重宝されている。
けれど、ひと時を過ぎてしまえば、多くはガラクタ同様廃棄処分されてしまう運命にある。
自らベッドへ上がろうとも、気丈な眼差しのまま、シャンクスを睨み付けるこの子供も、きっと同じ末路を辿ったのだろう。
吸い込まれそうな程澄んだ黒耀の瞳と、未成熟な肢体に刻み付けられた消えない傷痕のアンバランスさが、シャンクスの身体を動かした。




「なァルフィ。そんなに噛むなよ。血が出ちまうだろ?」


上掛けを握り締めたまま、口唇すらも噛み締める、ルフィの垂れた漆黒の耳に囁き掛ける。
さらりと流れる黒髪に紛れる様に存在する、ふわふわと柔らかな感触を持つ大きく垂れた耳。
ルフィが、人間とうさぎ、二つの遺伝子を持つのだという事を、如実に現している。
作り出した人間の趣味はどうあれ、似合っている事に違いはない。
警戒して然るべき状況であるのに、尋ねるまま、無防備に名前を答えるその愚鈍さも又、外見年齢にそぐわないキメラらしい。
幼いとはいえ、十代半ばを過ぎた年齢(キメラも人間と同様、年をとるのだ)であるにも拘らず、見ず知らずの人間に付いて来る事からも明白。
教養を積む事もなく、ただただ愛玩されるのみなのだから、それも当然の事か。
持ち主が満足するまで愛し、時に愛され、奉仕し続ける事が、生きる意義であり理由になり得るのだ。

けれど、目の前の子供は少し違った。
シャンクスの施す愛撫に、悦ぶどころか口唇を噛み、必死に堪えようとしている。
まるで、初めて身体を良い様にされる、生娘の如き反応。
折檻の痕は見受けられるが、もしかすると。
疑問を抱いたまま、垂れた耳を持ち上げべろりと内奥を舐める。
温かさは、人間と同じだ。


「あぁッや、イヤだ…っ」

激しく身を震わせたルフィが、いやいやと首を振った。
予想通りの弱点を見出し、シャンクスの口角が笑みを刻む。
軽く食みながら耳の先まで辿れば、小刻みに喘ぎながら、弱々しく首を振り続けている。
目線を下に下げると、何も纏っていない剥き出しの下肢が、半ばまで勃ち上がっているのが目に入った。


「やめろ!!触んなっ」


先走りすら滲ませている性器を緩く掴むと、途端にルフィが暴れ出した。
他愛無い抵抗だと笑ったシャンクスが、両腕を頭上で拘束し、太股の上へ体重を乗せる事により、直ぐ様治まったが。
細い手首を掴んだ右手はそのままに、空いた左手で再び性器を握り込み、上下に擦る。
歯を食いしばって声を堪える姿を見ていると、まるで本物の小動物を甚振っている様な錯覚に陥る。
ルフィの以前の所有者も、きっとこんな気持ちだったのだろうと、容易に想像が出来た。
ぞくぞくと、身体の中心から湧き上がって来る興奮に身を任せる様に、手の動きが一層早さを増す。
短い苦鳴を上げ、達したルフィの姿を余す処無く眺めていたシャンクスの心には、一つの予感があった。











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