※若干の性的描写がございます。苦手な方はご注意下さい(R15位でお願いします)。
 いやしかしやっちまいました(“仔羊の〜”のきもちわるい後書き参照)。

















オオカミさんの食事風景










「あっ、エース…?」

「すまねェ、ルフィ」






太い木の幹に掌を預け、怪訝な表情でこっちを振り返ったルフィに一言云って、性急にハーフパンツを下ろした。
膝下でわだかまったハーフパンツに足を取られ、動けなくなるのは計算済みだ。
ここ最近、ルフィが本気でおれに抗う事は少ないが、今からする行為への保険になる。
獣の唸り声しか聞こえないこの場所で、保険もクソも有ったモンじゃねェが。











熱風が纏わり付く、ギラギラと眩しい太陽が肌を焼く日中。
少しでも涼しい場所をと、大きな木の陰でルフィと共に休んでいた。
今日の夜メシ用の獲物は手に入れたし、後は、海賊貯金を集めて戻って来るサボを待つだけだ。
隣りに目をやると、水筒に入れた水を一心不乱に飲んでいるルフィの姿が目に入った。


「ん?エースも飲むか?」

「いや。全部飲んで良いぞ」


おれの視線に気が付いたのか、水筒を差し出して来るルフィの頭を撫でて云ってやった。
分かった、と再び直接口を付けて水を飲むルフィの咽喉に、何故か目が行って仕方無い。
おれと違って、咽喉仏の出ていないルフィのそこは、まだ子供のまま。
汗と一緒に口から零れた水が肌を伝って、鎖骨の窪みに水溜まりを作る。
昨日は布団に寝っ転がってしてやったから、ルフィの汗は全部シーツに染みていた。
ルフィが出したモノはティッシュで受け止めたが、ちっとはシーツに飛んだかもしれない。
最近良く「布団が臭い」とダダンに怒鳴られるから、気を付けねェと。


「サボ、まだかなァ?」

「その内戻って来るだろ。なァ、ンな事よりルフィ」

「なんだ?」

「ちっと立ってくれねェか?」

「ん?こうか?」

素直に立ち上がったルフィの身体を反転させ、木の幹に手をつく様云う。
首を傾げるルフィを後ろから抱き締めて、首筋に顔を埋めた。
汗でべとついた感触が、自然と昨日の夜を思い起こさせる。
手の中に握ったルフィの感触、目を閉じちいさく喘いでいる姿。
流れ落ちる汗。
何気無い仕草に煽られていたおれの我慢は、一瞬にして限界を越える。


「あっ、エース…?」

「すまねェ、ルフィ」

下ろしたハーフパンツに続き、邪魔な下着も膝下まで引き下ろした。
当然、まだなんの反応も見せていないルフィの幼いペニスを柔く握り、上下に擦った。
すぐに反応を見せるそれに気を良くし、手の動きを早める。
もう、先走りの汁が滲み出て来た。


「あ、あっ、エース…っサボ、もどっ…!」

「大丈夫だ。足音で分かる」

「でも…っぁんっあっぁ」

抗議の声は喘ぎに消え、しつこく首を振っていたルフィは、諦めた様に俯いた。
晒されたうなじにキスをして、浮かんだ汗を舌で舐め取ると、産毛が総毛立った。
髪に隠されていたしろさが、眩しい。
ピチャピチャと音をさせながら舌を這わせる間も手を動かし続け、やがて丸く膨らんだ先端に辿り着く。
指で撫でて状態を確かめてから、そっと包皮を摘んだ。

「ぁひっいた…っいてェよぉ、エースぅ…!」

「ん、ちっと我慢な」

膨らんだ亀頭を包む包皮をゆっくり剥き下ろすと、痛みと気持ち悪さで強い抵抗を見せる。
幹に縋っていたルフィの両腕を片腕で押さえ込み、残った腕で腰を固定した。
痛い痛いと喚くのを宥めながら、時間を掛け剥き終えると、真っ赤な亀頭が姿を現した。

「ぃ…っ、さわ、な…!」

露出した亀頭に少し触れるだけでも、大きく身体をビクつかせる姿が可愛い。
出来るだけ優しく刺激しながら、溢れる先走りをペニス全体に塗り付ける。
後ろから抱き締めていると、太股に力が入っているのが分かった。
ヒリヒリする痛みに加え、サボが何時戻って来るか分からねェ事が、不安なんだろう。
今すぐ戻って来る事は無いだろうが、ゆっくり浸ってるワケにはいかねェのも確かだ。
おれはルフィの拘束を解いて、自身のズボンも下着ごと下ろした。
突然の行動に驚いて、振り返るルフィの上半身を木の幹に押し付け、両足を閉じさせる。
わざわざ扱かなくても臨戦態勢になっているペニスを、閉じた太股の間に差し込んだ。

「あ…っ?エース、なにすんだ…?」

「時間無ェからな、急ぐぞ。ルフィ、しっかり足閉じててくれよ」

「…?あぁっはっ、ひ…!」

意味が分かっていないルフィの細い腰を強く抱き、いきなりスパートを掛ける様に、腰を前後させる。
弾力の有る太股に擦られる感覚が、堪らねェ。
互いの先走りでグチャグチャになったルフィのペニスが、喜ぶみたいに跳ねる。
弱い裏筋に、おれのペニスが当たってイイんだろう。
汗で滑る手を腰に食い込ませて、震えるルフィの腰を固定し直した。
押される勢いで幹に抱き付いていたのが、気に入らねェ。
体勢的に仕方無いとしても、ルフィがおれ以外の人間やものに抱き付いているのが、心底気に食わなかった。

「はぁ、あっぅ、くぅっ」

「くっ、ぁ」

「あ、ぃ…っエースっ」

「ん…?どうした?」

太股に扱かれたおれのペニスは、血管を浮かせ肥大している。
見えなくても、ルフィの小振りなペニスとの摩擦具合で分かった。
微妙に角度を変えながらぬるぬるとおれ自身とルフィを突き合わせていると、「い、く…っイクっ」と切羽詰まった声がルフィの口から零れた。
変声期前の高い声がその言葉を吐くと、堪らなく淫らで、いけないものを見聞きしちまった気分になる。
義理の弟、ましてまだ幼いガキにこんな事をして、射精する直前にはこう云えと教えたのは他ならぬおれだが、罪悪感を感じない訳じゃない。
兄弟だから、男同士だから。しがらみしか無ェ関係に、頭を抱える事も有る。
だが、ルフィに触れていないと可笑しくなっちまう。

どうしようも無ェ兄ちゃんでご免な、ルフィ。



青々とした木葉の隙間を擦り抜け、若干弱まっても尚強い日差しがおれの背を焼く。布を通り越した熱さは、腰を掴む指の熱さと変わりない。
孕んだ熱は、ルフィから与えられたもの。
譫言の様に零れる、解放への淫らな鍵。
間違い無く受け取ったおれは、腰を激しく前後させたまま、右手でルフィのペニスの亀頭をかいた。
粘着質な液体が、どっと溢れる。

「ぁっもう…、だ…っイク、ぁ、イクっエース…ぅ!」

「は…っイッても良いぞ、出しちまえ」

「ひっあ、ぃっあ―――――っ!」

言葉で促し、亀頭の表面が裏筋を擦った瞬間、ビクリと震えたペニスから、白濁液が飛んだ。
ビシャビシャと音を立てながら、木の幹や土、背の低い雑草にまで飛び散った。
崩れそうになるルフィの腰を支え、濡れた太股で己のペニスを扱く。

「くっ、あァ…っ」

間を置かず上り詰めたおれの精液も、土や雑草、ルフィの太股へと散った。
はぁはぁと荒く息を吐いていると、突然抱えていたルフィの足が崩れた。
緊張から解放されて、気が抜けたらしい。

「大丈夫か、ルフィ」

こくりと頷いたルフィを抱え直し、一度地面に座らせてから素早く身支度をととのえ、下半身を露出させたままだったルフィに下着とハーフパンツを穿かせた。
飛び散った精液をシャツの裾で拭ったが、気持ち悪いのか、眉を寄せている。
濡れていない側の木の幹に寄り掛かり、膝の上にルフィを抱き上げた。
極度の緊張と疲労でぐったりする、汗に濡れたルフィの髪を梳いていると、ガサガサと草をかき分ける音が聞こえた。
間一髪、なんとか間に合った。


「ただいまー戻ったぞ」

「おう、どうだった?」

「上々だ!今日は懐の重い奴が多かっ…ルフィ、どうしたんだ?」

姿を見せたサボは、上機嫌でおれの問いに答えていたが、膝の上でぐったりするルフィを目にした途端、表情を曇らせた。
傍まで走って来て、ルフィの顔を覗き込む。
目を開けたルフィは、「サボ、お帰り…」と笑ったが、普段のルフィが嘘みてェに、元気が無い。
後ろめたい処の有るおれは咄嗟に「陽にあたり過ぎたみてェ」と嘘を吐いた。
毎日毎日外で走り回っていて今更の話だが、珍しくぐったりした様子のルフィを見て、首を傾げながらも納得してくれた。
兎に角早く寝かせてやろうと云うサボの言葉に従い、おれは立ち上がってルフィへと腕を伸ばした。

「ほら、抱っこしてやるから」

「いらねェ!」

意外な強さで拒否されて内心ショックだったが、平然とした顔で次を提案する。

「んじゃ、おんぶか?」

しまった。やっぱりちっとやり過ぎたか。
黙っておれを睨むルフィに、どうしたもんかと頭をかく。
すると、隣りで黙って見ていたサボが、ルフィの前に足を折り、背を差し出した。
オイ、まさか。


「ルフィ、早く帰って菓子食おう。ババアんトコからくすねて来たんだ」

「ホントかっ?」

「あぁ」

「やったー!!サボ、早く帰ろう!今すぐ帰ろう!菓子食いてェ!あの赤いヤツ有るか!?」

「勿論だ。ルフィの好きな菓子は全部有るぞ。よっ、と」

途端、にこにこと笑顔を取り戻したルフィは、あっさりサボの背中へおぶさった。
サボはルフィを背に担いで、軽い足取りで歩き始める。二人して鼻歌なんか歌いやがって、おれの事は無視か!
ルフィの水筒と夜メシの材料を抱え、前を行く二人を追い掛ける。
険しくても通い慣れた道だ。すぐに追い付くと、おれはサボの前へと回り込んだ。
立ち止まったサボを、ギッと睨む。


「オイ、サボ。代われよ」


「…ルフィ、降りるか?」

「いやだっ今日はもうエースとは喋ってやらねェんだ!」


ガツンと頭を殴られた気分だった。それも、あの鬱陶しいジジイに殴られた様な破壊力。
衝撃で棒立ちになるおれの肩を、ぽんぽんとサボが叩く。

その目が「自業自得だ」と、暗に告げていた。















-+-+-+-+-+-

サボは最初っから気付いていました。だってなんだかルフィたんが色っぽいんだもん(あれ?この感じだと後書き要りませんやん 訳:黙りましょうか)。

純粋に素股を書こうと思っておりました。純粋に。
でもエースがルフィたんのおまたに棒を突っ込んだ瞬間、「純粋に素股書くってどういう事やねん」と改めて思い、熟考するに至りました。
なんていうかこう、素股にスポットを当てたアレな感じの素股を書いた方が良いのだろうかと思い悩みながら、素敵な照り具合の稲荷寿司を頂きました。美味しかったです。
まぁ真面目に云うと、余り行き過ぎてしまうとR18扱いとなり、閲覧出来無い方もいらっしゃるのではないかと真面目に考えたのです(真面目って二回云ったら余計阿呆に見える!発見!)。

拍手にて背中を押して下さった方には、多大なる感謝を!
折角見てみたいと仰って下さったのに、エースがアレで済みません。寧ろきもちわるい僕で済みません。ノリノリで書いて済みません。
云われる前にダンゴムシの集団に埋もれて来ます。

あ、ルフィたんがしょた臭いですね。しょただいすきですしね。勿論この僕がです。被った皮を剥いてあげたいのはそうこの僕です。痛がる表情を舐める様に眺めたい。
幼い頃から調教されるルフィたん。前回の流れをちょっと汲んでます。
イキたい時はイキたいと云いなさいとか、アンタは鬼か^∀^(完全にツバキの趣味)
あれ。なんか調教ネタ書きたくなって来た。
エール調教話。か、カップリングのバラエティを増やす為にも、相手を変えるべきか。
いやそもそも調教ネタってどうなの。太陽の様なルフィたんが調教されるってどうなの…!(もだもだ)

閲覧して下さり、誠に有難うございました!(後書き要りませんやん 訳:もういっそ全て後書きという事にしましょう)







10/10/06
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