「こら!シン!君また教官の言うこと無視したでしょ!」
「あんなの実戦じゃなんの役にも立たないし!別にイイでじゃないですか!」
「そういう問題じゃない!人に迷惑かけてまで暴走するなって言ってるんだ!」
「結果は良かったんだから、相殺されてる!」
「………、……ああそう。分かった」

指で耳を塞ぐシンに、キラは一瞬沈黙し、

「言うこと聞かないと、こうだよ?」

ちゃら…、と金属の音を響かせ、シンの首へと何かを巻いた。
かしゃん、と何かがロックされる音。

「な…っ、なんですかコレー!!」
「花模様のネックレス。別名ファンシー首輪」
「と、取れないっ」
「暗証番号でロックされてるもの。僕じゃなきゃ外せない」
「人を殺す気ですか!」
「安心していいよ。電磁波が出るワケでも爆発するワケでもない。…ただししぬほど恥ずかしい」

夢見る乙女のバックに咲いている、そんな可愛い花に囲まれて人前に出るがいいさ。青少年。
キラは、にっこりと笑うのだった。

2013/01/27 03:41
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