「うわ…、今日の風はスゴいね」
「ああ。色々と支障が出そうだな」
「あ。あそこにいるのって…」
「シン達だな」
「何か忙しそう…」
「今日は風が強いから、格納庫の閉鎖をいつもより早めると言っていた」
「まぁそうだよね。…ん?」
「どうした?」
「あれは…(走り出す)」


一方。

「はあぁ〜疲れた〜」
「戻るぞ。こんな場所にいたら埃まみれになる」
「へーい。…って、レイ全然汚れてないじゃん。俺の方が汚いじゃん」
「お前は慌てすぎだ」
「だって上官達が急かすから…あれ?誰か来る…」

「おつかれさま〜」
「あ、キラさん!」
「お疲れ様です。何かありましたか?」
「いや、二人を見掛けたから…ちょっと気になるものも見付けたし」
「なんすか?」
「レイのそれ」
「…?…髪ですか?」
「うん。珍しく縛ってるよね?」
「風が強くて業務に支障が出ますので」
「ふーん。………あのさ」
「何ですか」
「(にこぉ)……もっと綺麗な結び方してもいい?」
「は?」


後日。
呆れ顔の親友。

「だって髪縛ってるから、結んだりするのは嫌いじゃないのかなーってさー」
「それに大人しく座ってるレイもどうかと思うがな」
「いーじゃーん( ̄ε ̄ )」
「キャンキャン吠えてたシンもな…」

結った姿に心惹かれちゃった!


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