テニス部の用事で幸村と氷帝テニス部に(私は遊びに)来ました。
引退してもご苦労なことで。

通された応接室で待たされること数分。
沈黙が辛いよ幸村。


「こういう時にこそ妄想してればいいのに」


そうですね。そうですよね。

妄想という名の夢の世界に旅立とうとした矢先に、ドアが開いて跡部が現れた。

幸村の隣に座る私の存在に気づいて一言。


「おい、そこの地味子。何しに来た」


はいはい、私はどうせ地味子ですよ。コルダ3のかなでちゃんみたいな華にはなれない、地味な女ですよ。


「名前でお呼びください跡部さん。付き添いという名の遊びに来ました」


そう言えば、コルダ3が発売された頃に見た某ネット通販サイトのレビューで、『ノリが某テニス漫画』って書かれてたけど、テニプリのこと?

星奏が青学で、神南が氷帝、天音が立海、至誠館が不動峰かな。キャラ的にはそれだけじゃないけど、学校的に考えて。

特に神南とか、ポジション的に東金と跡部、蓬生さんと忍足、芹沢さんと日吉とか。

幸村は冥加より天宮って感じだな。苦手にしてる人、響也と新しか知らないけど。
真田が冥加か。
でも七海くんみたいなタイプ、立海にいないよね……壇くんみたいな。

如月律=手塚! 良いじゃないか。副部長にストイックな後輩も。
あれ、響也は?ヘタレだから、青学じゃないけど、謙也っぽいよn…


「俺様の声が聞こえてねーのか、アーン?」
「みょうじ、みょうじ、帰ってきて」
「はっ」


しまった。またやってしまった。


「……すみません」
「すごいタイミングで夢の世界に行っちゃってたね」
「アーン? 目開けたまま寝てたのか?」
「あ、はは……」


べ様、アンアン言わないで。顔が引きつる。




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