うっわー。遠目に見てもわかる紫のチョココロネ。というか全員遠目で見分けつくわ比嘉中。
慧くん(甲斐くんがそう呼んでるからか、私にも定着してしまった)、アニメの新テニで見た、黒ジャージ帰って来ちゃった組の時くらいの細さの方が私は好みだ。

ここでミニ双眼鏡登場。
数年前にお祭のくじ引きで当てた折り畳み式の玩具みたいな見てくれだが、青学対氷帝戦でなかなか使えることが判明。

よし、今回も表情までしっかり見えるぞ。

しかし方向が逸れているので映ってるのは青学。

うわっ、こっち見んなよ不二、乾。怖いよ元祖魔王。怖いよデータマン。
菊丸にも気づかれたじゃないか。手を振るな。
相変わらずリョーマが美人。

ゆっくり首を横に回して、双眼鏡の視界に比嘉中の面々が入る。

甲斐くん可愛い。誰か可愛い女の子と『深海のリト○クライ』的な展開にならないかしら。というか比嘉なら誰でも良さそう。
海というシチュエーションなら六角でもと思うけれど、「『愛して』ます」と叫ぶより「でーじかなさんど」と叫んでほしい私の希望。


「おーいみょうじさーん、帰ってこーい」
「はっ」


いかん、夢の世界に片足突っ込んでた。


「ちなみに仁王が『ロス○エンファウンド』で、忍足が『バタフライ○フェクト』ね」
「……何をどう考えた上でその結論になったのかはわからないけど、某Pが好きなのはわかったから」
「あ、『バタフライ』の方は橘さんや千歳くんでもいいかも」
「はいはい」









隣にいるのは某笑顔動画厨の友人。
実は仁王、忍足は歌い手だったりする。
幸村、不二は描き手、動画制作者だったり。
この時点では主人公はそのことを知りません。誰も自分以外の某笑顔動画厨の存在を知りません。
でも幸村に歌ってほしいと計画中。




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