おかえりと言う声はもう聞こえないの | ナノ



無人の部屋、テーブルと冷めたミルクティー


数式と白昼のゆめ


愛されたがりの科学者


虚無は熟れた


泣き出した孤独と同棲するわたし


置き去りのコート


あいはひび割れたままで眠っているよ


恋の芽は摘まれた


おかえりと言う声はもう聞こえないの


金魚鉢で恋


毛布で埋め合わせが出来たらよかったのに


ネバーランドで迷子


冷たいシーツが色褪せてもまだぼくは


春色のカーテンに眩惑


手鏡の中の宇宙に飛び込みたい


ミルク色の思い出


好きなだけ苦しめと過ぎ去った頭痛がわらうのだ


ぼくのゆめはきみと眠ることだけだ


愛のあるごめんねは虚しい


最後の願いを聞き入れてくれたひとを崇めるよ


my dear agoddess(ぼくの親愛なる女神様へ)



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