兵隊 [ 39/78 ]
「……これは、スタンド?」
「このあとどーなんだよー、この卵のようなものはどんな能力なんだ?」
とりあえず、康一君は無我夢中でこのスタンドを出したみたいだけど……
「能力って…動かないよ…これで終わりだよ、期待してもらって悪いんだけどこれ以上は何もできないよ」
スタンドはでさえすればそれなりには動くと思うんだけど……
これは本当に動かないのか……な?
「何?これで終わりィ〜?」
「康一君、本当にこれだけなの?」
二人で聞くけれど、康一君はこれだけで何もできないと言い張る。
「もういい!…知りたいことは……これで十分ッ!
全隊戦闘態勢ッ!」
その声に反応してバッド・カンパニーはこちらに向けて攻撃態勢に入っている。
「康一!スタンドをひっこめろッ!あれを攻撃されるとお前も死ぬぜ!」
「ひっこめる?ひっこめるってどっ、どーやるの……?」
ヘリは康一君のスタンドらしき卵のほうを取り囲んでいる。
このままじゃあ…危ない。
「攻撃開始ィーッ!」
「ナイツ・ペンタクルス!」
攻撃が始まる前に私のペンタクルスで卵を回収する。
スタンドは、人が触れることができないからスタンドで回収するしかない。
「千里!康一を頼む」
「わかった、康一君下がってて。」
どう動くかが決まったところで、一斉射撃が始まる。
仗助はそれをはじき返している。
その流れ弾のいくつかはこちらに来る、それを回避するためにナイツ・ペンタクルスに家具を盾にさせる。
「じょっ…仗助君ッ!」
だけど、これで仗助とは少し距離があいてしまった。
射撃の強さも半端じゃなく、盾にした家具も一回でボロボロ……二回目は使えない。
「まずは仗助を離れさせたか…」
「派手にやる気ならよ――、しょーがねーな――っ
グレートにおっぱじめよーじゃんか――っ」
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