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被害 [ 20/78 ]

家に着いたのはいいけれど、よく考えたら莉緒さんはホテルだった。





「千里ちゃんの家なかなかいいねー」


「…いやいやいやいや、莉緒さん早くホテルに戻らないんですか

由紀ちゃんと司ちゃんはいいんですかちょっと」



「大丈夫、承太郎に任せたから!」


「承太郎さん…お疲れ様です…


ってそんなことよりまず、なんで莉緒さん今日この町に?由紀ちゃんと司ちゃんがいたのはいいとして典明さんは?」


ここまで言うと、莉緒さんが押し黙った。


目をよく見たら何か涙がたまっている。



「それがね…あのね…ひどいの…」





「あ、すみません何時間くらいかかりそうですか」





莉緒さんは黙って指で7と提示した。





…今夜は長い時間を過ごすことになりそうだ



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