被害 [ 17/78 ]
「うわ出た!」
というかこの人、勝手に入ってきた!
家に勝手に入ってきた
「うわとかひどーい、おー、ここが露伴ちゃんの家かぁ…」
「露伴…ちゃん…?」
「ちょっとあって早々に失礼ですか!?」
急にちゃん付けしだしたよしかも!
あきらか嫌そうな顔してる、露伴先生明らかに嫌そうな顔してる
「自分よりも年下にちゃん付けされたくないんだが?」
「大丈夫!露伴ちゃんより年上だから!」
「僕より年上?嘘をつくなよ」
「露伴ちゃんは今年20だけど私28「嘘だ」まあそんなことはいいとして仕事部屋はどこかなー」
そういうと莉緒さんは勝手に家を徘徊し始めた。
「ちょっと莉緒さん!」
「莉緒…?そうか、こいつが…」
露伴先生が莉緒さんに近づいた。
「千里から話は聞いていたけど、君が莉緒で間違いないな?」
「あれ?千里ちゃん私のこと話したんだ…あ、サインか。
で、私に何か用でも?」
露伴先生が封筒を持っている。
何をするつもりなんだろう…?
「つまり僕のファンってことだ、だったら…」
露伴先生は封筒から原稿を取り出す。
「スカイ・カップ」
莉緒さんの声が聞こえた。
それと同時にまたあの感覚。
あの時と同じ…
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