-->避けろ!助けろ! | ナノ ▼27 本日、館に突入!−ゲーム対決−




「イギー、ふらふらなんだからおとなしく抱っこさせてよ。」


『…フン!』


…嫌がられた。


前足片方を失ったイギーはバランス悪く歩く。

だからと言ってわたしが抱っこしようとすると嫌がられる。


そんな風に時間は過ぎ、ようやくジョセフさんたちと待ち合わせていた場所に着いた。


さすがに、あんな風に飛び出していったわけですから、心配掛けないように電話をして、イギーのことも話した。


そして、みんなにあって早々にイギーは館に向かう。


みんなもそれについていき、歩いて行くと…

DIOの館に、たどり着いた。


「わしにはもう…わかった…
この雰囲気はッ!
このドス黒い感覚はッ!」


写真通りの館、いち早くそれに気付いたのはジョセフさんだった。


この旅も、ついに終点を迎えた。のだった。


門の扉は開いていて、さあどこからでもかかってこいと挑発しているかのようだった。


「わしにやつの存在が分かるように、ヤツのほうもわしの到着に気が付いている、
うっかりこの館に入るのは、敵の胃袋に飲み込まれるようなもの
さて…どうしたものか。」


警戒し、門の中には入ったものの館の扉前で作戦を練っていた。


その時、突然扉が勝手に開いた。

警戒しつつ、開いた扉の向こうを見る。

「おいみろよこのろーか…終わりが見えね―ぜ」

ポルナレフの言った通り扉の向こうの廊下は、無限に続かのように終わりが見えなかった。

「ポルナレフ……ドアの中に飛び込むなよ…」


ジョセフさんの言うとおり、飛び込んで何かあってはいけない。

そんな中、廊下の向こうから何かがこちらに向かってきた。

「なんだこいつはッ!
スタンド使いかッ!」

どうやって移動したのか、その人物…テレンスの足は地面から浮いている。

「ようこそジョースター様、お待ちしておりました
わたしはこの館の執事です。」


と、遭遇したのはついさっきのこと。


本当なら私は上の階でヴァニラ・アイスと戦うつもりだった。

が、思惑と現実は違う風に進み、上の階にスカイ・カップを置いて

私は現在、館の地下。


…あの後承太郎はテレンスの挑発に乗ってアトゥムを攻撃した。

その攻撃を止められて、スタープラチナは手を掴まれた。
そのままどういったことなのか廊下が穴あきスタープラチナごと承太郎が引きずり込まれた。

それをカキョとジョセフさんが止めようとした時、さらに穴は広がり、

近くに居た私まで落ちた。

あまりに予想していなかったことに私は賭けに出た。

「スカイ・カップ!!」

落ちていく中、私はスカイ・カップを出す、

この前夢でわかったのは、スカイ・カップはスタンドのようでスタンドじゃないこと、

きっと私と離れていようが出現できる。


「上の階に居て、私の言葉を通信して。
できるでしょ?」


『…本当に人使いの荒い子ね』


だから人じゃないだろキミは。

そんな突っ込みはいいとして、スタンドを上の階に置いたまま私は地下に着地した。







bkm
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