-->避けろ!助けろ! | ナノ ▼18 本日、車に襲われて




そんなこんなで、只今インドを出てパキスタンに向かっております!


なんとかリボンのことをごまかし、静かな車内でなんとなく窓の外を見る。

色々あったけど、インドにも愛着わいたな


本当に色々あった。
来た始めにはバクシーシ言われて囲まれたり、ひとさらいにあったり、チャイが美味しかったり、刺されたりもしたな。


「おれはもう一度、インドへ戻ってくるゼ…アヴドゥルの墓をきちっと作りにな」


「ポルナレフ…」


生前に作る墓は縁起が良いよ…。いや、これ言っちゃいけないか。

ポルナレフはアヴドゥルさんが生きてるの知らないもの。


静かな車内がさらに静まり返る

そんなとき


「ゲッ!」


車は急ブレーキをかけ停車


「うぉぉぉぉっーっ」

「ちょ、死ぬッ!」


昔物理で習った慣性の法則だったかな?が浮かんだ。


「ちょっとポルナレフ!下手したら私ガラスにつっこんでますけど!」


「ううっ…言ったばかりじゃろ!事故は困るってッ!よそみしてたのかッ!?」


各々文句を言うなか、ポルナレフは指を指す、見るとそこには家出少女が居た。


車が止まってすぐに家出少女は乗り込んでくる。


「よっ!また会っちゃったねッ乗っけてってくれる―ッ!」



ま た 君 か 。



許可とる前に乗り込んでるし。

まぁ私は構わないけど。


「君はシンガポールでおとうさんに会うはずじゃあなかったのか?」

「ウソにきまってんじゃねーのそんなもん…!ただの家出少女よあたしは!」

ただの家出少女はこんなとこまで来ません!
私は断言できるよ!

普通に乗り込んできてつれてってと言う家出少女に全員拒否

まあついてきたら危険だし。


「まあーいいじゃあないの!気にしないで一緒に旅行させてよ楽しいんだもん!」


おおっと騒ぎ始めた家出少女!ジョセフさんとの口論が始まったッ!


てかこんな狭いところで写真ばらまかない

てか何の写真…


「ぶっ!!」

「莉緒!?」

Q.いま、私が吹いたのは何ですか?

A.鼻血です


何てものを持ってんのよこの子ああああ!?

ポルノ写真ばらまくな!!


「わ、鼻血」

引きぎみに言われた!?

誰のせいかわかってます!?


「ほら、ティッシュ」

「うぁ、ごめん!」


カキョからポケットティッシュもらいました。助かった。



「やっぱり子供だなァー」


「子供で何が悪い!」

ちくしょうまたバカにしたな。


それからも『つれてって!』『ダメッ』
合戦が続く。



「やかましいッ!うっとおしいぜッ!!おまえらッ!」

承太郎が怒りました。


シーンとなる車内、とりあえず家出少女は国境までは一緒と言うことになりました。


それからは車内、誰も聞いてないのにしゃべってる家出少女、各々違うことを考え、私は鼻血が止まった。


そんな中ボロい車が私たちの車の前に出てゆっくりと走る。


これは新手のイジメか!?そうなのか


「まさか、追手のスタンド使いじゃあないだろうな」


そのまさかだぞ!気をつけろ!とも言えず黙っておく。


依然運転手の顔は見えない。


「気をつけろ、ポルナレフ」

ジョセフさんが注意をするとほぼ同時、前の車の運転席の窓が開いて運転手の腕が見える、

先にいけとサインを出している。









bkm
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