-->避けろ!助けろ! | ナノ ▼13 本日、悪魔と対峙する




ストレングスを倒して、なんとかシンガポールに着くことができました。


誰一人の犠牲なく。


水兵さんたちにはお礼をいい、別れた。



シンガポールはとても綺麗な国でした。


「ここが、ゴミをポイ捨てすると死刑になる国か…」

「違うよ」

「違うの!?」



カキョから聞くに、この国でポイ捨てすると、死刑になるのではなく、罰金をとられるそうです。


「なんだ…罰金か」


「お前、そんなの信じてるようじゃあ詐欺とかに騙されるぞ絶対。」


失礼な、詐欺にはひっかからんぞ!

そんな中、家出少女がまだついてきていることに気づいた。


もうなんかなじんでて気づかなかったよ…まったく。


「キミ、お父さんに会いに行かなくていいの?」


「フン、5日後落ち合うんだよ。どこに歩こうがあたいのかってだろ。」


あらら、せっかく心配したのに怒られちゃった…。


まあ仕方ないか、承太郎に惚れちゃったからね、ついていきたいんだね。


まったくリア充が爆発し…


「あの子、われわれといると危険だぞ。」


付いてくる家出少女の身を案じ、アヴドゥルさんが言う。


いくら、付いてきたくてもあの子はスタンド能力とかもってるわけじゃあないからあまりに危険だ。


「しかし、お金がないんじゃあないかな」

「えぇ!?じゃああの子外で寝ようとか考えたりしてんの!?」


多分ねと返された。いや、ダメでしょ私よりだいぶ年下の子がそんなことしちゃ。


「しょうがない、ホテル代を面倒みてやるか、ポルナレフ彼女のプライドを傷つけんようつれてきてくれ」


どうなるかと思っていると、ジョセフさんがポルナレフに頼んだ。

いや、まて、嫌な予感がする。


「ねぇ、ポルナレフ、なんていうつもり?」


家出少女に話しかける前に確認をとってみる。


「普通に、めぐんでやるからついてき「それプライド傷付くどころかプライドクラッシュするわ!」じゃあお前ならなんていうんだよ?」


ポルナレフにはまかせられぬ、私がいかないと


「キミ、私達と同じホテルに泊まらない?代金なら気にしなくていいから。」


「…なんでだよ」


ふむ、まずはこの反応か。だがこちらには簡単にキミをどうにかする方法はあるのだよ。





「承太郎とも同じホテルなわけだから、ちょっとでも長く一緒に居られるかもよ」


「行く」


即決、ありがとうございました



「承太郎ありがとうね」


「…急にどうした?」


笑ってごまかし部屋に向かった。いや、名前を勝手に使わせてもらったお礼だったのだけど。


部屋にはいってニヤニヤしてたら家出少女に気味悪がられた。


「それにしてもキミ度胸あるねー、あんなひどいめにあってもついてきて。一緒にいたくないとかはなかった?」


つい思い出したのはストレングス。あのときは驚いた。



「…最初は疫病神とかだと思ってた。いまはちがうけど。」


そっかと答えて会話が途切れる。


ちがうか、いやがられてなきゃいいよね。


カバンのなかに入っているペットボトルをとりふたを開けようとしてると、家出少女から視線を感じた。



「えっと…なんか聞きたいことが「アナタ、JOJOの彼女だったりする?」はぁ!?」



この世界に来て2回目の嬉しい質問だよ。



「いやいや、そんなじゃない。」


「でも仲良さそうじゃん」

いや、一方的に仲良くしてるだけだ。



「承太郎は…友達であり親友であり仲間だと私は勝手に思っている。」


うん、そうだ友情だ。

少なくともこの旅が終わるまで


「じやあ他に好きな人がいるの?」


「なぜそうなる」


やだ、ガールズトークは付き物のこういうの…この年の子はみんなこんな感じなの?



まったくとおもい、ペットボトルのみずを飲んだ。


「じゃあ、花京院さ「ぶっはっ!?」


水が変な気管にはいって盛大に吹いた。

むせていると、背中をさすってくれた。


ありがとうキミのせい

「あぁ、走馬灯が見えた…キミ!まったく驚かせるんじゃないよ!」


なんとか生きてた…


「…その反応…まさか」


「な、ななな何を勘違い!?」

だよね、カキョだって友達でありね、うん。


この世界で一番死を回避させたくて、好きだが


「怪しい」


怪しいとか言われた…









bkm
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